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狂言

学校の校外授業で狂言を見に行った

山本東次郎則寿、という
その世界では「国宝」だという
かなり有名な方が生徒の為だけに来て
舞ってくれるとのこと、
せっかくのチャンスなので
普段あまり接することのない世界を覗きに
行ってみることにした

子供たちはすでに、ある程度学校で表現手法について
学んでからの見学だったが
私はまったくのど素人、
慌ててwebで付け焼き刃の学習を...(^_^;)

演目は子供達の希望で
「末広がり」と「神鳴(かみなり/雷」
主役を「して」 その相手を「あど」というそうだ

「末広がり」は田舎者の太郎冠者が都で騙され
扇の代わりに古傘を買わされると言う話
<今回の演者>
「して」果報者:のりただ
「あど」太郎冠者:やまもとやすたろう
「あど」都のすっぱ(詐欺師):のりしげ

「神鳴」は都から東方に落ちてきた藪医者が
空から落ちてきた雷様を治療してあげる話
<今回の演者>
「して」雷:のりとし
「あど」藪医者:のりひで

洋劇の舞台と違って、
照明もない、背景もない、舞台装置もない
演じる演技者の仕草や言葉でのみ話は進む
観客は己の想像力を使って見えない情景を思い浮かべ、
その感情を読み取る

「言霊信仰」を重視し、
見る者にその演技を押しつけることをせず、
全ての表現をわざと曖昧にすることで
万人に受け入れてもらえるよう考えられた
「引く」芸能なのだそうだ

特に、人間の愚かな行為
-例えば殴る、蹴るなどの表現-
を観客にナマで見せることは大変失礼であるから
刺激は少なく、美しく見て貰おうということらしい
暴力を表現する場合でも巧みな言葉と動作によって
滑稽で愚かな事だと感じられるように工夫されている

太郎冠者が果報者の怒りを買い、
家から蹴り出されるシーンも思わず笑ってしまうくらいに

東次郎氏の演技は若者のようにキレがあり、
声は一直線に通りとても素晴らしかった
でもそれ以上に、演技後行われた講演での彼の話は
興味深く面白く、また、この上なく饒舌であった

あのひとはたいへんおもしろい!
(こんなこと言うと怒られるかも知れないけど)
狂言も知識を持って見るとまた面白い芸能だと思った

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コメント

狂言はユーモアがあって楽しいですね。
能と違って気軽に観られます。

ちなみにあの袴の中では脚は何時も摺足。
歩いてません。
足首、膝、股関節が曲がった中間姿勢を保ち、そうスケートと同じ動きなんですよ~。

投稿: ogawa | 2006.03.11 01:35

点ではなく線として歩くことで場面の転換や時間の経過を表しているそうですね。
それにしても、ogawaさんってホントに物知り(◎o0;)
なんか、舞台の上にいるogawaさんを想像してしまった(^_^;)似合いそう

投稿: CHIKA | 2006.03.12 22:42

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